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去る1月30日、「NPO起業・就業科」講座の修了式が無事行われました。受講生は25名。約3ヶ月間のこの講座は公共職業訓練の受託事業で、受講生はハローワークを通じて申し込みます。長期間に渡って実施された「NPO起業・就業科」講座について報告します。
異世代・異業種交流
昨年5月から第1期、引き続き11月より第2期を開講。訓練時間324時間、約3ヶ月間の講座は、NPOで起業を目指す方、NPOで就業したい方を対象とし、平日の9時半から16時までの講義となっています。第1期は23歳から64歳、第2期生は25歳から60歳と幅広い年齢層の方が集まり、これだけでも異業種・異世代交流としての貴重な場であると言えるでしょう。
カリキュラムと講師陣
主に午前はNPOの基礎知識からNPOの歴史・NPO独自の運営実務など(下表参照)NPOに関する講義が中心で、午後はワード、エクセルからアクセスやパワーポイント、HP作成の基礎まで、充実したパソコン演習となっています。
毎日変わる講師陣は、行政職員や企業の方、NPOの理事・スタッフ、そしてNPOに詳しい弁護士や税理士、社会保険労務士など多士済済がそろい、講座全体の講師は総勢40名にもなります。
現場実習
NPOの現場を体験するため、2回にわたって現場実習を実施しました。理論だけでなく現状を体感してもらうとともに、併せてボランティアやスタッフの働き、日常業務などを少しでも経験してもらうためです。実習受け入れ先には、福祉分野の団体が多かったものの、子育て支援や子どもの健全育成分野など多様な活動を行う12団体にご協力いただきました。
受講生の中には、講座が修了した今でも受入れ先の団体にイベントのお手伝いやホームページの更新などボランティアとして関わり続けている方もおられます。家で不用になった衣類や食器類を見つけては団体に持参していたある受講生は、「企業に勤めている時には、自分がボランティアとして何かするなんてことは、夢にも思わなかった」と笑顔で話しています。
修了生の進路
修了生の中には、すでに消費生活の向上や環境保全をミッションにNPO法人、有限会社を立ち上げて自分の想いを形にして活動されている方もいます。
一方、NPOへの就業では、動物保護のNPOに就職が決まった方、中間支援センターでアルバイトしている方、いずれNPOで働きたいがその前にインターンとして就労体験をされた方など様々な形で活躍されています。
NPOへの就職に関しては、有給の常勤スタッフを雇用できるNPOはまだまだ数少ないのが現状ですが、今後、働く場の選択肢の一つとして考えられるような状況になっていけばと願っています。
今後の課題
今年度も継続してこの講座を受託する予定ですが、2期を修了した今、カリキュラムの構成やどうしても福祉系に偏りがちな実習受け入れ先のバラエティなど見直す点が多々あります。NPOを全く知らなかった方々がこの講座を受講したことで、新たな世界ややりがいを見いだしていく姿を目のあたりにすると、今後の人生設計におけるターニングポイントになるよう、また雇用の場としてNPOが成り立っていくよう、大阪NPOセンターとしても取り組んでいきたいと考えています。
最後に、修了生の皆さんの今後のご活躍を期待しています。 (事務局/羽石 緑)
【カリキュラムの一例】
1 NPOの基礎
2 NPOと社会
3 マネジメント基礎
4 NPOの運営実務
5 NPOの資金調達戦略
6 NPOとコミュニティビジネス
7 NPOの情報戦略(パソコン演習)
8 事例学習
9 現場実習
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