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2003年7・8月号Vol.52

P1■巻頭コラム&Photo:「市民社会に向けて、個人はどうあるべきか」
P2-3■ひとり占めをしてもいいの!?〜「NPO」商標登録問題を考える〜
P4■NPO法人の消費税基礎講座 前編
P5■快適なパソコン環境を実現しよう!チェックB 使い手のスキル編
P6■上海的社会/市民事情Vol.2 上海市民の一日
P7■PLANET VOICE Vol.21自立型人間をめざして航海中!大阪NPOセンター・ボランティアスタッフ 山田栄喜さん

 
市民社会に向けて、個人はどうあるべきか

万能の天才?あるいは探求しつづけた一人の人間?
ルネサンスとは個人のあり方を変えた時代だったかもしれない。
(レオナルド・ダ・ヴィンチ像―ミラノ)

 私は、市民社会の主役は「NPO」「企業」「行政」というセクターや組織ではなく、一人ひとりの「個人」であると思っています。その個人が、それぞれの持つコミュニテイや社会、組織の中で、これまでどのように行動し扱われてきたかを考える時、市民社会へ向かうステップとして、どうしてもこの個人のありようについて、きちんと変化を示していきたいと考えます。
 個人は、これまで「組織のための個人」という位置づけで語られることが主でした。しかし、これからは「個人のための社会」という位置づけで語られるべきであり、組織やシステムを活用して個人が思いを形にしていく、というように変わっていくべきでしょう。いわば、個人の思いを形にしていくための社会システムが構築されて、はじめて市民社会という言葉が現実味を帯びてくるのだと思います。
 その時、個人はどうあるべきか―私たちは、色々な現場で出会った自らの経験を踏まえながら、個人のありようについて様々に語っていくことで、多くのことを示せるのではないでしょうか。もちろん人間は、決して思いのままにストレートに行動出来るわけでなく、社会との関係の中で、ブレやふくらみ、迷い、揺れなど、様々な幅を持ちながら活動し、様々なことに取り組んできて今日があるのですから、そのこともきちんと伝えながら進んでいくことが大切です。
                              (大阪NPOセンター理事/南 昭彦)

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