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今回はパソコンの使い手側の問題について考えてみましょう。使い手にとって少々耳の痛いこともあるかもしれませんが、道具を使いこなすには適切なスキルを身につけることも大切です。
パソコンを使用する目的は人によって様々です。中には、パソコンを使用するのに肉体的、精神的な負担を感じている人もいるようです。パソコンをさわると肩が凝る、目が疲れる、時間が長くかかる、面倒であるなどの声を多く聞きます。
そこで提案したいことがあります。次の4項目を習得してください。必ずパソコンは今までと違った効果をもたらすでしょう。
@キーボードを見ないで原稿と画面を見ながら操作出来るようにしましょう。
(タッチタイプまたはブラインドタッチといいます)
A辞書を整備して自分の文章が思うように表現できる様にしましょう。
Bパソコンの中にあるデータを分かりやすい様に分類整理しましょう。
Cバックアップを必ず取りましょう。
上のような環境が整っていますか?もし整っていないとすれば、厳しいたとえですが、泳げないのにプールで遊んでいるような状態です。泳げればもっと楽しめるし、溺れにくいですよね。
@タッチタイプ
「良いのは分かっているし一度はトライしたが、なかなか身につかないので中断している」「そんなに速く打つ必要はない」「我流で間に合っている」と思われる方も多いでしょう。しかし、タッチタイプとは早く打つ技術ではなく、正確に疲れずにパソコンに入力する技術なのです。その観点から見れば、ゲーム感覚で速く打つ為の練習ソフトは不向きでしょう。また、昔のタイプライター教則本を利用するのもあまり良くありません。最近パソコンの日本語入力の習熟用に開発されたソフトが有効に利用され始めています*。
1日30分×3週間、延べ10〜15時間程度の練習で、正確に入力できるようになります。その後は、パソコンを使えば自然と速くなります。まず重要なのは、速さを意識しないで正確に正しく指を動かすことです。
その際、熟年者は読書用眼鏡ではなく、画面に焦点の合う眼鏡を使うのがよいでしょう。身体に合った高さの椅子を使って姿勢を正しくすることも必要です。ハンドレスト(手首を乗せる枕)を使うのも効果的です。
*情報処理振興事業協会の援助により開発された「見える指」がお勧めです。
A辞書の整備
パソコンを買い替えた時や他人のパソコンを使用した時に、自分の意図した文字が出なくてイライラした経験はありませんか?
パソコンの辞書は、容量は比較的小さいので、パソコンを入れ替える時やOSをアップグレードする時にFD等にコピーして、新しい環境でも継続して使いましょう。また当然の事ですが、社名、社員名、品名、関連会社名等を追加登録して、同一グループ内で同じ辞書を共有するのも効率的です。
Bデータの分類整理
パソコンのデスクトップやMy Documentフォルダの中に、多くのファイルが雑然と入っているのを見かけます。用途や氏名、部署ごとにフォルダを整理分類しましょう。
Cバックアップ
バックアップを取っていますか?ディスクは、パソコンの中で物理的にも論理的にも一番障害の発生しやすい部品です。しかも、突然に起こり致命的な事態となります。ディスクの交換そのものは数万円で済みますが、データの回復には数十万円以上かかりますし、膨大な労力や日数がかかります。
個々のファイルを別々にバックアップするのではなく、パソコンの中のデータをまとめて取る方が良いのです。バックアップを確実に取るためには、データを起動ディスクとは別のデータ専用のドライブ(例えばD、Eドライブ)にまとめて保存し、その上で、そのドライブの中身を丸ごとMOなど外付けの記憶媒体にバックアップすると最も効果的です。その際、MOメディアは最低でも2組以上作って、偶数日・奇数日と区分して取っておくのがより安全です。グループ内で複数のパソコンを使用しているのであれば、ファイルサーバ(※)の利用が必要かもしれません(ファイルサーバには性能の低い古いパソコンでも利用できることもあります)。いずれにしても、データを一箇所に集中して管理することが重要です。また、バックアップ作業は、始業前か終業後、あるいは昼食時など時間を決めて毎日行うことが必要です。
※ネットワークの中のデータの保存及び入出力のみを行う専用の機能を持つパソコン。次回で詳しく取り上げます。
(システムコンサルタント/大崎 武)
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