特定非営利活動法人 大阪NPOセンター ロゴ特定非営利活動法人 大阪NPOセンター
アクセス プライバシーポリシー 入会案内 お問合せ

NPOとは 相談・コンサル 講座・イベント 人材紹介・求人情報 各種情報(助成金) 書籍 about us
大阪NPOセンターから皆さんの事業や人材育成に役立つ情報をお届けします。
つたえたい! | 大阪NPO通信紙「むすび」 | 社会起業家最前線 | 情報募集中
top>>むすびVol.52
 
2003年7・8月号Vol.52
P1■巻頭コラム&Photo:「市民社会に向けて、個人はどうあるべきか」
P2-3■ひとり占めをしてもいいの!?〜「NPO」商標登録問題を考える〜
P4■NPO法人の消費税基礎講座 前編
P5■快適なパソコン環境を実現しよう!チェックB 使い手のスキル編
P6■上海的社会/市民事情Vol.2 上海市民の一日
P7■PLANET VOICE Vol.21 自立型人間をめざして航海中! 大阪NPOセンター・ボランティアスタッフ 山田栄喜さん
 

PLANET VOICE Vol.21
自立型人間をめざして航海中! 大阪NPOセンター・ボランティアスタッフ 山田栄喜さん

 

人々の意識が変わりつつある中、新しい生き方の模索が始まっている。そのきっかけや突破口を求めて、ボランティア活動を始める人も増えている。今回は、4月から会社を休職し、当センターでボランティアをしている山田栄喜さんに、生き方やライフスタイルの転換について語ってもらった。

追求したいテーマ
 私は今年の4月1日から、長年勤務する会社のボランティア休職制度を利用して、週3回、大阪NPOセンターでボランティア活動をしています。これを機に是非追求したいと思っているテーマが、「自立型人間」への脱皮です。
 以前、会社の社内研修で講師が終始訴え続けておられたのが、「自立型人間の実現」というテーマでした。一言でいえば、全ての原因は自分にありとする考え方です。頭では理解できても、真に理解し共感するのは難しいテーマですが、その中で「物事を達成する方法は百万通り有る。出来ない理由は、自分で限界を決めているからである」と言われたのには、まさにその通りだと納得しました。
 自立型人間となるためには、何よりも自分から積極的に物事にかかわっていく必要があります。今回、母親の介護などいろいろなタイミングが重なり、ボランティア休職にふみきりましたが、その過程に微力なりとも貢献でき、それが実感できる生活を送りたいと思っています。


指針となるもの
 自立型人間への模索を続ける中で、海外での経験があらためて私に(そして日本の社会にも)指針を与えてくれそうだと感じることがあります。私は仕事で海外に行く機会が多かったのですが、特に印象深かったのが北欧やドイツの環境やものを大切にする精神、フランスの多様性、香港やアメリカのバイタリティです。
 まず、スウェーデンを含む北欧諸国の、環境に対する執拗なまでのこだわりは特筆すべきものがありました。環境に配慮した取り組みをしている会社は高く評価される上、販売戦略上最も重要な要件になっているようです。また犬好きの人が多い同国には、いたる所に犬の排便を投棄する専用のダストボックスが備えてあり、これは便利かつスマートです。さらに、人口の少ない国の強みでしょうか、電車に自転車を積み込むことができます。トラム&サイクルの通勤は、趣味と環境保護の一石二鳥でしょう。日本でもISO14000を取得する企業が増えていますが、まだまだ販売戦略上の重要ポイントというまでには至っていません。
 第二は、ドイツで見た、ものを大切にする精神です。経済的な見地から大量生産、大量消費がプラスであるとする考えとは異なり、メンテナンスをしっかりして、耐久年数の長い、愛着の持てる商品を評価する心です。例えば、ある小さなホテルですが、ドアの取っ手はぴかぴかに磨き上げられた、立派で頑丈な金具が付いていました。部屋に入ると、古いけれどもワックスの良くきいた、しっかりしたタンスが置いてありました。手入れの行き届いた品々は、長年の時を経た重厚さを感じさせました。
目まぐるしいモデルチェンジ、次々と出される新製品など、経済成長の観点から見ればどんどん生産され、消費されるのが良いのかもしれません。しかし、こういう考え方や価値観が果たして本当に日本の風土に馴染む、また強みとなるものなのでしょうか?
 三つめにフランスで見た多様性です(パリと言った方が正しいかもしれません。この街と他の都市とは違います)。世の中にはいろいろな考えがあることを認め、そのよさを積極的に取り入れていく柔軟で実践的な考え方です。自己の責任を明確にするとともに、人間に間違いは付き物だとする寛容の精神が社会のベースにあることが、多様性を支えています。他人と違うことを誇りとし、認め合う社会。出口の見えない日本のヒントになると思っています。
 最後に香港、アメリカなどに見られるバイタリティです。成人だけでなく若者や年配者が元気なことには圧倒されます。精神的な若さとでもいうのでしょうか。香港は国土的、歴史的逆境が人々を鍛え、アメリカはフロンティア精神と多民族社会が鍛えてきたのかもしれません。

スタンスを明確に
 一方、日本はどうでしょうか。現状を見る限り、社会にも人々にもバイタリティが溢れているとは思えません。特に若者の状況が深刻だと思います。今の日本の若者は、精神的な面であまりにも虐げられているのではないでしょうか?これに対する私なりの提案として、
 1.世代間で関心をクロスオーバーさせる
 2.知力、体力など総合的な面から教育を考え直す
 3.定年年齢を飛躍的に下げ、社会の競争を促す
の3つが有効ではないかと考えています。
 私自身、持ち前の楽天性としぶとさを強みとして、日々精進しているところです。NPOは社会の課題解決を使命として、それぞれに活動されています。自分のスタンスが明確でないと、それに参加することはできません。これが難しい。毎日が発見、毎日が挑戦です。その中でも笑いは忘れたくないものです。ユーモアがないと余裕を失い、判断を誤りがちです。新たな羅針盤をたよりに、自立型人間を探して航海中です。
                      (大阪NPOセンター・ボランティア/山田栄喜)


△このページ先頭へ戻る
〒553-0006
大阪市福島区吉野4-29-20
大阪NPOプラザ201号
tel: 06-6460-0268 fax: 06-6460-0269
Copyright (C)2005 OSAKA NPO CENTER All Rights Reserved.